足が焼き肉になる!

「足が焼き肉になる~!」

こんにちは。
えいところ、森實です。

今日は、とある保育園へ訪問支援に行ってきました。

午前中の活動は、プール。

水着に着替えた子どもたちが、裸足になってプールへ向かいます。

私も濡れてもいいように、裸足で一緒に歩きました。

床にはマットが敷かれているとはいえ、夏の日差しに照らされて、なかなかの温かさ。

すると、一人の子が、

「足が焼き肉になる~!」

と言い始めました。

「熱い!」ではなく、「焼き肉になる」。

なんとも子どもらしい、かわいい表現です。

すると、その言葉を聞いた周りの子どもたちも、

「焼き肉になる~!」

と、次々に言い始めました。

そして、私が訪問しているお子さんも、

「焼き肉なるねー!」

と。

その姿を見ていて、なんだかとても嬉しくなりました。

もちろん、「焼き肉」という言葉がおもしろかったのだと思います。

でも、それだけではありません。

周りの子どもたちの楽しそうな様子に刺激されて、自分も一緒に言ってみる。

みんなと同じ言葉を使って、「一緒」を楽しむ。

そして、その楽しい気持ちを、今度は私にも伝えようとしてくれる。

そこには、

「ねえ、楽しいね」
「一緒だね」
「先生も分かる?」

そんな、こころの動きがあったように感じました。

コミュニケーションは、「正しい言葉を使えること」だけではありません。

誰かの楽しそうな様子に気づくこと。

自分もその輪に入ってみること。

「おもしろいね」「楽しいね」という気持ちを誰かと共有すること。

そして、その気持ちをまた別の誰かに伝えようとすること。

そんな一つひとつも、大切なコミュニケーションです。

個別でじっくり関わるからこそ育つものもあります。

一方で、集団の中だからこそ生まれる育ちもあります。

誰かの言葉に刺激され、真似をして、一緒に笑って、「みんなと一緒って楽しいな」を経験する。

子ども同士だからこそ引き出される姿があります。

保育所等訪問支援では、課題や困っていることを見つけるだけではなく、こうした園で過ごしているからこそ見られる、その子の素敵な姿にもたくさん出会います。

「足が焼き肉になる~!」

そんなかわいらしい子どもの発想から始まった、ほんの短いやりとり。

でもそこには、人に気づき、人とつながり、楽しい気持ちを共有しようとする姿がありました。

集団活動ならではの、よき関わりの一コマ。

今日もまた、子どもたちから素敵な場面を見せてもらいました。